Sunday, October 24, 2010

Running wild


先日、写真を入れたつもりが入ってなかったので、もう1度。
オラウータンと心をかよわす少年。
オラウータンは、非常に人間に近く、ソックスの洗濯はするし、なんと、のこぎりで木も切る。
この涙なくしては、読めない本での感動に浸っている、次の日、
偶然にも、ダーウインの進化論の映画のDVDを貸してくれたひとがいて、またまた、オラウータンで泣かされました。
ここまで、くると、
オラウータンを描かねばなるまいと、
写真を探して、描き始めるけど、やはり、実物をみてないので、
うそ臭い。
やはり、実物を見て描きたい、
その前に人間で練習。
週末の金曜日は、こどもの誕生日パーテイ。
ドバイモールの中にある、KidZaniaで、パーテイ。
ここは、こどもたちが、いろいろな仕事に挑戦できるところ。
消防士から、銀行員から、歯医者、ガソリンスタンド、ジュース屋さんに、病院に、警察、
車の免許を取るところから、ミルクの工場、ジャーナリストに、、、1日遊べると言うので、子供を置いて私は、ジュメイラビーチにスケッチに行く。
いい風が吹いて、
そんなに熱さは感じない。
ビキニのおねえさんたちであふれているため、カメラは禁止。
カメラどころが、おおきなビニルの袋をさげたおにいさんは、そんなものもって、ビーチにいくなと、ライフガードに注意をうける。
そんなー、俺の着替えがはいってるんだぜ。
そんなことわたしのしったことではありませぬ。
のような会話が、かわされたあと、お兄ちゃんは、友達とはなればなれでどこかに消えた。
特に、若い男性の集団には、セキュウリテイーはきびしい。

カメラが使えないとなると、生で、とにかく、スケッチをするしかないので、
挑戦するが、みんな1秒たりとて、おなじポーズではたっていてはくれないので、
頭から、肩をかいたあたりで、もうありのようなサイズになって彼らは、水のなかに消えていく。
だから、完成品がまったくない。
かなり、むずかしい。

未完成。



 写真から描いてみたぶん。実は、
サルなんてかいたことがない。
オラウータンはサル系ではなく、apes ですが。

で、昨日は、オラウータンの写生にAl Ain Zooへ。

まず、入場料15dhs。日本円で500円くらい。10年まえ、1か2dhsだった。
地図をくれるが、オラウータンがどこだか書いてないので、どこ
と、赤いシャツを着たスタッフに尋ねる。


あっち、cat houseのとこだよ。
え?オラウータンは、ネコ科じゃなくて、apesだよ。
と言ってみるけど、やはり、そっちだという。

とちゅう、新しいゲスト用案内係のようなものがあって、また万が一のためにきいてみる。
と言うのは、午後2時。
カメラに弁当に水にスケッチブックにキャンプ用のいすを下げて、ライオンのあたりまで、歩くのは、きついのがわかっていたから。
間違ってました、あっちですよでは、すまない。しかし、
彼も、ライオンのとこだという。
でも、オラウータンは、ネコ科じゃないよ念を押すけど、
やはり、彼も、あっちという。

ライオンから、タイガーから、ずっとネコ系がつづく、
チンパンジーがなぜか、ライオンの途中にいるがオラウータンはいないので、
途中英語をマザータンとする、女性にわたしのオラウータンの発音がおかしいので、
スタッフが分からなかったかもしれないので、発音を教えてと頼む。
よく考えると、マレー語からきているので、彼女に尋ねてもしょうがなかったかもしれないけど、
彼女もよくわからないという。
案内係にもどる。
もう暑くてふらふら。
いないよ、どこなの?
チンパンジーのむこうさ。
いなかったよ。
いるよ。

もう1回もどる。
シャツははりつき、
頭はくらくら。
こうなったら、オラウータンを見ないで、帰るなんて女がすたる。

意地でもみてやる!
と、チンパンジーを通過。
いない。
で、セキュウリテイーがいたので、どこときくと、次の建物だという。

2時半。
コンクリートからの照り返しで、ほとんど、バーべキュウーのようになりながら、歩く。

やったー、きたぞ。

ワニ。
次もワニ。
 違うセキュウリテイーのおにいちゃん。

オラウータンどこですか?

あっちだよ。

いってみる。
またワニ。

ちょっとおにいさん。
ワニじゃなくて、オラウータンみたいのよ。

あー、つぎだよ。
次に行く。

また、違うワニ。

おにいさんを呼ぶ。
あのね、クロコダイルじゃなくて、オラウータンなの?

それ、動物なの?

わたし。?????
もうショックで、声もでない。

オラウータンを、この動物園のスタッフは、知らないのか。そんなオラウータンに失礼なことがあるだろうかしら。

ピクニックのいすがかなり、重く感じられる。

アー暑い。
もう、こうなったら、5年ほど前に来たときにいたオリまで歩くしかない。
メインゲートを通過。
もう誰もあてにできない。
案の定、昔のおりは、布で覆われていて、何も中にはいない様子。
ここから、どっちへあるくべきか。

ふつうのサルのスケッチでがまんするか。
いや、いかん、それは、オラウータンに失礼だろうし、
Michael Morpurgoと Charles Darwinに忠誠を尽くし、スケッチをするときめ、こどもに算数を教える時間を割いてまでここにひとりで、やってきたわたしの決心をそう簡単に変えるわけにはいかん。

途方にくれているとき、
またまた、グレーのシャツをきたスタッフを発見。


かれは、Apes Houseのとこだよという。
そこは、ほら、閉鎖になってるわよ。
その向こうだよ。
信じたわたし。
私は、甘すぎた。
歩く。
もうへろへろ。
茶色の布でおおわれていて、
やはり、オラウータンがいる気配はない。
入り口らしきところにたどりついたとき、なかから、とつぜんおじさんがでてきた。
オラウータンはどこですか?

いないよ。
は?いなって?
もう、この動物園にはいないのさ。
は?
エジプトにいったんだよ。
エジプト?

もう、疲れは頂点。
普通は、買ったこともない、コーラを3dhsで買う。
サルのオリの前のベンチを陣取り、コーラで休憩。
よく考えると、1時間以上、炎天下を歩いたことになる。

オラウータンがいない動物園なんて。
田村正和のcMをおもいだすではないの。
まーこんなんわかるのマダムHさんくらいよね。

ショックから、立ち直るきっかけはねこ。
なんと、サルのオリの外側をネコが行く。
動物園にネコがいて悪いわけはない。
思わず、追跡。
ぐっと、元気になる。

No comments: