Friday, June 3, 2011

身のほどを、、、

先週、おもしろそうな話をいただき、
やすうけあいばかりするわたしは、いいですよ、はいはい。
と出向いた先は、UAE大学のアートコンペの審査員。
ケリーさんとかいうひとが突然、イタリアに飛ばねばならなくなったので、女性の審査員がひとりいるという。
なんで、わたしがとおもったけど、
まーUAE大學のアートなどというのは、いままでに聞いたこともなく、
始めてのコンペらしいので、レベルはわたしとどっこいどっこいちがう?と、ちょっと失礼な思いでオーケーを出した。後の二入は、エミラテイの、プロのカメラマンと芸術家だという。

あんたは、なにができんの?という、メールをもらう。

ファッションデザインをまなびまして、あーだこーだで、働きまして、今、ちょっとだけ、パートで水彩教えております。
ブログ見てくださいなんて、メールをおくると、オーケーがきた。
こんな私が、審査員ということは、よほど、この街には、絵を描く人がいないのかと、驚く。まー私の右に出る人はいないと、自信はあるけど、左には、いっぱいいるんだろうなとはおもっていたから。

初めての、コンペで、作品数は少ないけれど、ドバイから、いらした、プロの審査員のかたがたと、金、銀、銅を選ぶのに2時間もかかり、夕ご飯をいただくことになっていたのに、流れてしまった。空腹のまま、家路につく。

しかし、誰かの意見にそうですね、わたしもそう思ってましたばかりでは、脳がないと思われても困るので、これは、空間の取り方がよくないですね。とか、このドアの上の部分をカットしているので、バランスが悪いとか、この絵はわたしに何も語りかけていきませんわとか、あーだこーだえらそうなことを4回ほど言わせていただいたわけだけど、言ったあとで、ひとの作品を批評するほど、簡単なものはないと感じる。
自分の作品では、のめりこんでしまうので、なかなか、外側からみることができないものだから。

日をかえて、授賞式にも参加させていただくと、なんと、世間はせまいもの、3年前UAE大學に絵画クラスがあって、週に2回レッスンをとっていたときにいた、女性徒が、優勝者だった。お互いに絵をまだやってたのね、ということで、もりあがった。
このおおきな賞金どうするの?というと、銀行にいれるという。
結婚して、だんなのサラリーで十分やっていけるものと新婚の彼女ははにかんだ。あら、さすがアバヤに身を包むと、考え方もあんなにエレガントになるのね。私だったら、ドバイやドバイや、はらいっぱいすし食べるぞー、とかなるだろうに。あのかたたちは、ならないのねー。

2 comments:

metrick said...

すご~~い!!審査員だなんて!!
さすがですね~

私、あのサクラ絵の具買ったのに最近、全然描いてないなぁー
せっかく始めたので続けたいと思います。

Unknown said...

metrickさんへ

アルアインがいかに人材不足かを証明しましたね。
人の作品をあーだコーダ言うのは、そんなに難しいものではありません。第3者としてみるのは、描くより簡単です。問題は、ほかの審査員の動きをこまめに観察しなければならないというところと、
何であんたが、審査員やねん?の冷たいまなざしをいかに見えてないふりをするかことのほうが、何倍も大変です。身のほどをしらんとは、このことね。