Tuesday, May 31, 2011

泣いた夜

ピアノのレッスンの帰り、
ラウンドアバウトのところで、
車にはねられたというか、しかれた猫をみつける。
せめて、草むらに運んであげようにも、
車はひっきりなしに来る。夜7時も過ぎたところで、しっかり暗く、
人がはいっていけば、
今度は、わたしたちが
はねられるのは、目にみえているくらい、
すごい交通量。
ついにあきは、ワンワン泣き出し、
私まで、泣いてしまった。

ふたりとも、、なんにもいわず、死んで横たわるネコをみて、
泣いた。
死んでしまっていることに泣いているというより、
せめて、もうそれ以上、悲惨なことにならないように
してあげられない自分にいらだっているといったかんじ。

こんな交通量の多い道をなんで渡ろうとしたのか。
動物は、自分の死期を知っているという。

まだ、生後5ヶ月くらいのネコだったのに、将来を悲観したのか、それとも、母親ネコを追っていたのか。

あきは、かなり長いこと泣いていた。

ベッドで、お話をしてほしいというので、
そのネコの話をするというと、いやがった。
また、
泣くのはいやだという。

でも、
にげないで、
向きあおうねと言ってした。

あのネコの体は、あの道にあったけどね。
魂は、高い高い空の上にいったよ。
だって、あきが、泣いたから。
涙の数だけ、高くのぼるんだって。
ハニーも、泣いてあげてありがとうっていってたよ。
なんてことを言ってみたけど、
11歳には、ちょっと、
幼すぎたかな。
 

車にはねられたネコや犬をみることは、日常茶飯事。
大体が、交通量がおおく、
車をとめて、
動かしてあげられるような、
ところでは、ほとんど死んでなくて、
1日中ひっきりなしに車が来るというところが多い。

そんなとき、
なんで、こんな道をわたろうとしたんや!!

と大阪弁になる。






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